首のマッサージについて

今日は首の話です。

パソコン仕事で首周りがガチガチに凝ってしまった場合、誰かに首筋の筋肉をグーッと押されると非常に気持ち良いものですね。

ついつい「もっともっと」と長時間首だけを強くマッサージしがちになります。

ただ、ちょっとこれが危険なのです。

もちろん、経験を積んだプロの方が適切な位置を適切な力でマッサージすることには問題はありませんが、素人の方が適切な力をコントロール出来ないままグイグイやってしまうことは避けたいところです。

首には「総頚動脈」という血管が走っており、ここを強く刺激しすぎると血流の抑制に支障をきたし、目眩やふらつきの原因になるばかりか、血瘤の出現等、非常によろしくない結果を招くこともあります。

特によく「痛い!痛い!」と言っている人の首を、あたかも罰ゲームのように不敵な笑みを浮かべながら押しまくっている場面を見ますが、本来「痛み」というのは人間の防衛本能から来ている現象ですから、それを無視して行為を続行することが良い訳はありません。

そこで、プロの手でマッサージを受けられない時に、如何にして首周りの凝りを取り除くかについてを話していきたいと思います。

「マッサージよりストレッチ」

これに尽きます。

正面を見て、左右の肩のラインどちらかが上がらないように注意をしながら方に耳がつくような深さで2分間ゆっくり大きく首を回す。

これだけでも首から肩にかけての血流が良くなり、症状の改善につながります。

もう一つ簡単なストレッチとして、息を吸いながら両肩を精一杯上に引き上げ、息を吸いきったら思い切り脱力し、息を吐き切りつつ肩を下げる。

これを20回程度でもやれば、かなり周辺の筋肉も緩めることが可能となり、症状の改善につながリます。

昨日の「肩甲骨トレーニング」と並行して実施すれば、効果は絶大だと思います。

是非ともお試しになられて下さい!!