緊急事態宣言解除後…。

緊急事態宣言が解除されて何日か経ち、TVニュースでは「やっと開放された!!」とビールで乾杯する新橋のサラリーマンが映し出されます。

「大丈夫なのかなぁ…?」

思っていた矢先、北九州市で第二波の予兆、都内の新規感染者も3日間連続して2桁に増加。

GW明けに感染した方が発症するのが今の時期だとすれば、「ステイホーム週間が終わった」ことに反応して気を緩めた方々が該当するのかなと。

それが「緊急事態宣言解除」ということに反応するとなれば、そのレベル(意識や具体的な人数も含めて)はステイホーム週間の比ではないと思っています。

今、トレーニングの一つとして僕は毎日走っていますが、マスクをしていない方々が街中で目立つようになった気がします。

6月中旬、感染者数がどのようになってしまうのか、正直不安ではあります。

羽鳥慎一モーニングショーに毎日出演している玉川さん。

結構激しい主張で「炎上上等!」の気概を感じさせる御仁でございますが、いろいろな場面で僕は彼の大ファンでして…今回のコロナの件でも、彼の考えは本当に理に適っていると思いました。

「攻めの検査」です。

症状が出た人がその症状を自覚して検査をし、その結果、陽性になった人が「感染者」と認定される形が今までやっている検査スタイル。

何も症状が出ていない無自覚な状態の人達にも積極的に検査を実施し、無症状の陽性者を発見次第隔離していくのが「攻めの検査」。

これが玉川さんが言っていたことです。

無症状者は概して軽症であることから、入院、ましてや集中治療室を利用するということも滅多にないため、懸念されている医療崩壊に繋がる可能性は非常に少ない。

隔離の方法としてはこれまで通り国が一括借上げしたホテルの客室を使う。

国がその気になって検査をすれば理論上は可能であるとのこと、このくらいの態勢を敷かないと、第二波や第三波を少なく乗り切ることは不可能なのではないかと思います。

同時に、我々の意識も本当に重要で、あたかもコロナウィルスが居なくなったように雉喜雀躍するのではなく、せめてワクチンが開発され、コロナへの罹患の感覚がインフルエンザと同等レベルになってくるまでは充分に注意し続けることが大切だと考えています。

経済の復興は最大の懸念ではありますが、収束と感染再拡大を繰り返していき、経済が進んでは後退し進んでは後退し…を繰り返してしまうくらいなら、抜本的にコロナを抑え込むことに集中する方が結果として早いのかなとも思いました。

様々な立場の方が居て、様々な意見もあります。

何が正しいということもないのかもしれませんが、「攻めの検査」の必要性は非常に感じた次第です。

早くコロナが終息しますように!!